皆さん、こんにちは。
倉敷の歯医者【ウィステリアデンタルオフィス】です。
「口内炎がなかなか治らない……」「よく口内炎ができる」と不安に思った経験はありませんか?
一般的に、口内炎は一時的なものが多く、自然に回復していきます。
けれども、口内炎と思っていたものが「口腔がん」の症状だったということもあるため、いつもと違うと感じたときは注意が必要です。
特に、2週間以上治らない口内炎や、くり返し同じ場所にできる場合は自己判断せず、歯科を受診しましょう。
ここでは「口内炎」と「口腔がん」の違いや、定期検診の重要性についてお話しします。

谷村 博史 院長
倉敷市の【Wisteria dental office】院長の谷村 博史です。当院では初診からすぐに治療をすることはいたしません。
まずはカウンセリングで患者さんのお悩みやお気持ちを理解することから始めます。
そして患者さんと一緒に治療の計画を立て、ご希望も考慮しながら段階を踏んで治療を進めていくことを徹底しています。
患者さんの歯への健康意識も年々高まっているかと思いますが、当院では歯が悪くなる前の「予防」「定期検診」に力を入れております。定期的に当院に通っていただくことで、将来の歯の残存率を高め、何歳になっても健やかな状態を保っていただきたいと考えています。
医院名:Wisteria dental office
所在地:〒701-0115 岡山県倉敷市二子201−1
監修者:谷村 博史 院長
Contents
口内炎と口腔がんの違い

口内炎と粘膜にあらわれる口腔がんの症状はよく似ていますが、その特徴には違いがあります。
口内炎の多くは、1〜2週間で自然に治りますが、口腔がんの症状として粘膜にあらわれる潰瘍は、自然には治らず長引きやすいという特徴があります。
また、同じ場所にくり返し出現するというのも、口腔がんの症状の特徴であり、口内炎との違いです。
ほかにも、痛みの感じ方にも違いがあります。
口内炎は食事のたびに、しみるような鋭い痛みが出ることもありますが、口腔がんの場合は、初期のころは痛みが少なく、症状に気付かないことも少なくありません。
さらに、赤みや白い膜を伴う口内炎に対して、口腔がんの場合は、硬いしこり、ただれ、潰瘍などがみられます。
このような違いはあるものの、ご自身で判断するのは難しいでしょう。
そのため、「2週間以上治らない」場合や「繰り返し同じ場所にできる」場合は、できるだけ早く歯科を受診するのがおすすめです。
口内炎とは?

口内炎は口の中の粘膜に炎症が起きて、痛みや赤みを伴う病気です。
口内炎の症状
口内炎ができると、次のような症状があらわれます。
・赤くただれる
・白い膜ができる
・食べものや飲みものがしみるように痛む
口内炎は口の中のあらゆる場所に発生し、舌も口内炎ができやすい場所の一つです。
一般的には、1〜2週間ほどで自然に治癒しますが、なかなか治らない場合はほかの病気が隠れている可能性があるため、注意が必要です。
口内炎の原因
口内炎は、
・胃腸の機能低下
・刺激の強い食事
・アルコールやタバコの過度の摂取
・食べ過ぎや飲み過ぎ
・義歯の不具合
・不正咬合
などがおもな原因となって発生します。
口内炎の種類
口内炎は、症状や原因によっていくつかの種類があります。
アフタ性口内炎
疲れたときや栄養不足、生活習慣の乱れなど、免疫機能が低下することで発生します。
円形または楕円形の潰瘍で、中心部は白っぼくて外側は赤くなっていて、食べものに触れると痛みを感じたりしみたりします。
粘膜ならどこにでも発生しますが、特に舌や頬の内側の粘膜などに生じることが多い口内炎です。
カタル性口内炎
合わない入れ歯をお使いの場合や、歯の尖った部分や矯正装置による物理的な刺激で、粘膜に炎症が起きている状態です。
範囲が広く、境界線がはっきりとしないため、口内炎と気づかない場合も多いです。
ほかにも、ヘルペスウイルスの感染により発症するウイルス性の口内炎や、口の中でガンジダというカビ(真菌)が過剰に増えて発症する口内炎があります。
口腔がんとは?

口腔がんとは、
・舌
・歯ぐき
・頬の内側
・唇
など、お口のさまざまな部分に発生するがんです。
日本人にもっとも多いのは舌にできるがんで、口腔がん全体の約55%を占めています。
日本では、口腔がんの発症率は、男性が女性の約2倍で、年齢的には60歳~70歳代に多いという特徴があります。
発生頻度はすべてのがんの約1%とそれほど高くはありませんが、罹患率、死亡率とも年々増加傾向です。
参考:国立がん研究センター「がん種別統計情報 口腔・咽頭」より >
口腔がんにかかると、がんができた部分の粘膜が赤くなったり、白色に変色したり、形が変わったりします。
また、硬いしこりや腫れができることもあります。
初期にはほとんど痛みや出血を伴わないため、口内炎と思い込んで、そのままにしてしまうケースも少なくありません。
2週間経っても、口内炎がなかなか治らないような場合は、注意が必要ですので、お一人で悩まずに歯科を受診しましょう。
症状が進行すると、
・粘膜の赤色や白色に変色
・ただれ
・しこり
・強い痛み
を伴うこともあります。
さらに、日常生活において
・口を開けにくい
・飲み込みにくい
・話しにくい
などのさまざまな症状があらわれます。
これらの症状が出るころには、かなり進行している可能性があるため、できるだけ早い段階で発見することが大切です。
口腔がんのリスクが高い方

口腔がんの発症には、生活習慣や環境が大きく関わっています。
特に、リスクが高いのは次のような方です。
・喫煙習慣がある
・飲酒量が多い
・お口の中が不衛生な状態になっている
・入れ歯や歯列が原因で慢性的な刺激を受けている
タバコの煙には、多くの発がん性物質が含まれており、日本人を対象とした報告では、非喫煙者と比べて喫煙者の口腔がんの罹患リスクは5.2倍とされています。
また、飲酒にも注意が必要です。
日本人を対象とした報告では、非飲酒者と比べて飲酒者の口腔がんの罹患リスクは3.8倍とされています。
飲酒に喫煙の影響が重なると、罹患リスクがさらに上昇することも分かっており、飲酒量が少なく喫煙なしの人と比べて、飲酒量が多く喫煙する人の口腔・咽頭がんの罹患リスクは4.1倍となるのです。
ほかにも、お口の中の状態も、口腔がんと関係があります。
・歯磨きをしていない
・お口の中が乾燥している
・治療していないむし歯がある
・歯ぐきに炎症がある
・舌苔(ぜったい)がある
といった方は、お口の中で細菌が増殖しやすい状態になっていて、口腔がんのリスクが高いとされています。
これらのリスクに当てはまる方は、口内炎がない場合でも定期的に検診を受けるようにしましょう。
お口の粘膜の白い斑点や赤い斑点には注意しましょう

口腔がんにつながる可能性が高い「白板症」や「紅斑症」には、特に注意が必要です。
白板症(はくばんしょう)
白板症は、舌や頬の内側、歯ぐきなどに白い斑点や膜状の変化としてあらわれる粘膜疾患です。
白い斑点は、こすっても取り除くことはできません。
場合によっては、粘膜の表面がただれて見えたり、
・食べものが当たると痛む
・食事のときにしみる
といった不快な症状を伴うこともあります。
特に注意が必要なのが、
・舌に発生している
・白い部分が厚く盛り上がっている
・潰瘍やびらん(ただれ)を伴っている
といったケースです。
これらはがんに移行するリスクが高いとされていて、悪性化の可能性が高いと診断された場合には、経過観察ではなく、病変を切除する外科的な治療が行われることがあります。
紅板症(こうばんしょう)
紅板症は、口の中の粘膜に紅色のビロード状の病変や粘膜の陥没がみられます。
舌の側面や口底(舌の下)にできやすく、ヒリヒリした痛みや食事中にしみる感覚を伴うことがあります。
白板症と同様に、こすっても消えないのが特徴です。
白板症と比べると発症は少ないものの、がん化する可能性は高いといわれています。
口腔がんに移行するリスクが高いと診断されたら、早急な治療が必要です。
口腔がんは歯科の定期検診で早期発見が可能

口腔がんは、患部を直接見ることができるため、早期発見しやすいがんといえます。
けれども、口腔がんに対する意識はそれほど高くなく、どこに相談すればいいかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
口腔がんは、歯科の定期検診で発見できます。
歯科医院での定期検診は、むし歯や歯周病のチェックだけでなく、口腔内の粘膜や舌の状態も確認していますので、定期的に受けていれば口腔がんの早期発見につながる可能性が高まります。
早期発見で完治が期待できる
口腔がんの治癒率は、がんの発生した部位や病期によって異なりますが、2009~2011年の口腔がんの5年相対生存率は約64%です。
参考:国立がん研究センター「がん種別統計情報 口腔・咽頭」より >
初期のものではほとんどの症例が治癒しますので、できるだけ早期に受診することが大切です。
また、早期に発見しすぐに治療を行うことで、日常生活への影響も抑えられるでしょう。
逆に発見が遅れると進行してしまい、治療が大掛かりになったり、命に関わるリスクもあります。
ご自身でセルフチェックしてみましょう

お口の中にできる口腔がんは、ご自身で発見できることもあります。
毎月1回は、口の中を見て、触って、異常が無いかを確認しましょう。
まずは、明るい光の下で、
・唇の内側
・下顎の歯ぐき
・上顎の歯ぐき
・頬の裏側の粘膜
・舌の両脇
・下顎から首
をよく観察し、次のような症状がないかをチェックします。
・白い斑点
・赤い斑点
・盛り上がったできもの
・しこり
・腫れ
・長引く口内炎
・出血を伴う傷
当てはまる症状があれば、できるだけ早く歯科にご相談ください。
また、食べたり飲み込んだりがスムーズにできないと感じた場合も、お一人で悩まずに、口腔外科を受診しましょう。
口内炎でお悩みの方は「ウィステリアデンタルオフィス」にご相談ください

お口の定期検診を受けることは、歯や歯ぐきの健康を守るだけでなく、命を守ることにもつながります。
当院では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、口腔粘膜や舌の異常のチェックにも力を入れています。
「長引く口内炎が気になる」「しこりのようなものがある」といった方は、お早めに当院へご相談ください。
専門的な視点からしっかりと診断し、必要に応じて適切な医療機関への紹介も行います。
定期的に歯科を受診し、お口そして全身の健康を守りましょう。
倉敷市の【ウィステリアデンタルオフィス】は、県道389号線沿いにあり、駐車場は12台分ご用意しています。
お車でのご来院が便利です。

