【倉敷の歯科】歯ぎしりしていませんか?歯ぎしりを指摘されたら歯科にご相談を

2025/04/17 【】

皆さん、こんにちは。
倉敷の歯医者【ウィステリアデンタルオフィス】です。

 

ご家族やご友人から、歯ぎしりをしていると指摘されたことはありませんか?
睡眠中にギリギリと音がするほど歯をすり合わせることを「歯ぎしり」といいます。
無意識のうちにしている方がほとんどで、指摘されて驚いたという方も少なくありません。
歯ぎしりや食いしばりは「クセのようなもの」「いつか自然に治る」とお考えの方もいらっしゃいますが、できるだけ早く症状を緩和させることが大切です。
ここでは、歯ぎしりや食いしばりについてお話しします。

 

谷村	博史 院長
谷村 博史 院長

谷村 博史 院長

倉敷市の【Wisteria dental office】院長の谷村 博史です。
当院では初診からすぐに治療をすることはいたしません。
まずはカウンセリングで患者さんのお悩みやお気持ちを理解することから始めます。
そして患者さんと一緒に治療の計画を立て、ご希望も考慮しながら段階を踏んで治療を進めていくことを徹底しています。
患者さんの歯への健康意識も年々高まっているかと思いますが、当院では歯が悪くなる前の「予防」「定期検診」に力を入れております。定期的に当院に通っていただくことで、将来の歯の残存率を高め、何歳になっても健やかな状態を保っていただきたいと考えています。

医院名:Wisteria dental office
所在地:〒701-0115 岡山県倉敷市二子201−1
監修者:谷村 博史 院長

 

歯ぎしりをしているかどうかセルフチェックしてみましょう


歯ぎしりを指摘されても、半信半疑の方もいらっしゃるでしょう。
歯ぎしりをしているかどうかは、歯科医師に確認してもらえばすぐにわかります。
ここでは、歯ぎしりをしているかどうかをセルフチェックする方法をお伝えします。

 

次にあげる項目に当てはまるものがあれば、歯ぎしりをしている可能性がありますので、できるだけ早く歯科を受診して、お口の状態をチェックしてもらいましょう。

 


・朝起きたときに顎に疲労感がある
・歯が欠けている
・歯ぐきに「コブ」のようなものができた
・エラが張ってきた
・原因がわからない頭痛や肩こりがある
・歯の根元が削れている
・歯に亀裂が入っている
・詰め物がよく取れたり、割れたりする
・知覚過敏の歯がある
・集中しているときに歯をくいしばっていることがある

 

 

歯ぎしりの種類

 

 

ひとことに歯ぎしりといっても、じつは3つに分類されています。

 

グライディング

グライディングは上下の歯を強くこすり合わせるタイプの歯ぎしりです。
ほとんどの方が歯ぎしりと聞いてイメージする動きです。

 

上下の歯を水平方向にすり合わせることで、「ガリガリ」「ギリギリ」といった音が鳴ります。
個人差はありますが、周囲の方が驚いたり寝られなくなったりするほど大きな音がすることもあります。

 

水平にこすり合わせる動きは、歯や顎にとって大きな負担となり、歯をすり減らしてしまうこともあるほどです。
寝ている間に起こることが多い歯ぎしりですが、日中無意識のうちにしているケースもあります。

 

クレンチング

クレンチングは、歯を食いしばるタイプの歯ぎしりです。
音がしないため、歯ぎしりをしていることに気付かれにくく、知らない間に歯や顎関節に負担をかけている恐れがあります。
寝ている間だけでなく、起きている間にも、無意識に行っていることもあります。

タッピング

上下の歯をカチカチと合わせるタイプの歯ぎしりで、カチカチと軽い音がなるのが特徴です。
歯や顎関節にかかる負担は3つの中ではもっとも小さいとされていますが、そのままにしていると、グライディングやクレンチングにつながる恐れがあります。

 

 

歯ぎしりの原因


歯ぎしりは無意識のうちに行われていることが多いのですが、歯ぎしりが起きるのには原因があります。
けれども、原因はお一人お一人で異なり、ご自身ではしっかりと特定するのは難しいこともあります。

 

また、一つではなく複数の原因が絡み合って歯ぎしりを起こしている場合もありますので、当てはまるものや気になることがあれば、お一人で悩まずにお早めにご相談ください。

 

歯並び

歯並びが悪いせいで歯がかみ合っていないと、歯ぎしりをしやすくなります。
上下の歯を合わせるために、顎の筋肉を過剰に使用することとなり、歯ぎしりが起きやすくなるからです。

 

お子さんなど、歯並びが変化する時期や歯の入れ替わりのタイミングなどで歯ぎしりが起こることもあります。
また、年齢を重ねることで、関節や筋肉が硬くなりかみ合わせが合わなくなり、歯ぎしりをし始めることもあります。

 

詰め物被せ物の高さ

詰め物や被せ物が原因で歯の高さが揃わなくなっている場合も、歯ぎしりが起きやすい状態です。
歯ぎしりをすることで、かみ合わせが不安定な状態を歯ぎしりで調整しようとするためです。

 

生活習慣

歯ぎしりは眠りが浅い状態のときに起こりやすいとされています。
そのため、就寝前の飲酒や喫煙は、眠りを浅くする恐れがあります。
また、睡眠時無呼吸症候群の方も、睡眠が浅い状態となっている可能性が高いため、できるだけ早く改善することが大切です。

 

日中に歯を食いしばるクセがある方は、眠っているときにも同じように顎の筋肉に力が入ってしまうことがあります。
過度なストレスや疲れが原因で歯ぎしりをすることもあります。
生活リズムを整えて、良質な睡眠が確保できる環境を整えましょう。

 

 

歯ぎしりをそのままにしているとどうなる?


歯ぎしりをそのままにしていると、次のようなリスクを伴います。

 

歯のすり減り


歯ぎしりによって歯と歯をすり合わせていると、歯が少しずつすり減ります。
表面を覆っているエナメル質がなくなるまですり減ってしまうと、内側の象牙質が露出します。
象牙質はもともとエナメル質よりもやわらかいため、エナメル質よりも早くすり減る傾向にあり、注意が必要です。

 

また、すり減るだけでなく、欠けてしまうこともあります。

 

詰め物被せ物の破折

むし歯治療などで歯を削ると、削った部分を被せ物や詰め物で補います。
被せ物や詰め物は接着剤を使用して取り付けていますが、歯ぎしりによって水平にゆさぶる力が加わると、接着剤の効果が少しずつ弱まり、最終的に詰め物や被せ物が外れてしまう恐れがあります。
被せ物や詰め物の素材にもよりますが、被せ物や詰め物そのものが変形してしまう恐れもあるのです。

 

歯並びの悪化

歯ぎしりによって加わる横向き力を長時間受け続けると、歯が外側に向かって傾くことがあります。
歯が外側に傾くと、歯並びが広がってすき間ができる場合があります。

 

知覚過敏になる

歯ぎしりによって歯に割れ目ができ、歯と歯ぐきのさかいめで割れてしまうことがあります。
歯が割れたことで、外部からの刺激が神経に直接伝わると、知覚過敏の症状が起きる可能性があります。

 

特に、水平にゆさぶる力がかかる「グライディング」には注意が必要です。
グライディングをしていると、歯のかみ合わせ面はもちろんですが、歯と歯ぐきの間にも強い負荷がかかり、亀裂の原因となります。

 

歯周病が悪化する

歯周病はお口の中に在る細菌が原因です。
歯ぎしりが直接歯周病の原因となるわけではありませんが、歯ぎしりをしていることで歯ぐきに負担がかかります。
歯ぐきがダメージを受けた状態で歯周病を発症すると、歯ぐきが健康な方よりも進行のスピードが速くなる傾向にあります。

 

顎関節症を引き起こす

歯ぎしりは、歯や歯ぐき、骨などに加えて、顎関節にも大きな負担となります。
歯ぎしりをしているときは、下顎が動き続けているため、「咀嚼(そしゃく)筋」に負荷がかかり、緊張状態となるのです。
咀嚼筋が緊張すると、顎やこめかみの辺りに痛みを引き起こすことがあります。

 

エラが張る

歯ぎしりをすることで、お顔のエラあたりにある「咬筋(こうきん)」にも負荷がかかります。
咬筋が発達した結果、エラが張ったように見えてしまいます。

 

頭痛や肩こりの原因となる

筋肉はつながっているため、お口周りの筋肉に負荷がかかると、首や肩回りの筋肉にも炎症が起こりやすくなります。
その結果、部痛や肩こりなど、お口から離れた部分の痛みを引き起こすことがあります。

 

 

マウスガードで歯ぎしりから歯を守りましょう


歯ぎしりをしていると、体重の倍以上の強い力が特定の部分にかかります。
ダメージが蓄積されることで、お口だけでなく全身の不調の原因となる恐れがありますので、できるだけ早く症状を緩和することが大切です。

 

歯科医院では、「マウスピースの装着」によって歯ぎしりによる負担を軽減させます。
お口の型取りを行い、お一人お一人に適したマウスピースを製作し、就寝中に装着します。
マウスピースは特殊な素材で製作されていて、力を吸収し、歯や顎関節への負担を分散させることが可能です。
そのため、歯のすり減りや欠けを防ぎ、顎関節のダメージを軽減する効果が期待できます。
就寝中だけでなく日中も装着することができますので、日中の食いしばりを防ぐことも可能です。

 

また、マウスピースを装着することで、歯ぎしりや食いしばりをしていることを確認することもできます。
マウスピースは歯よりもやわらかい素材でできているため、装着した状態で歯ぎしりをすると、マウスピースに傷がついても、歯を傷つけることはありません。
歯ぎしりの不快な音も解消されることから、ご家族の睡眠をさまたげることもありません。

 

ただし、マウスピース治療はあくまでも症状の緩和です。
歯ぎしりの原因が歯並びやかみ合わせにある場合は、原因を取り除くためには矯正治療が必要です。

 

 

歯ぎしりを指摘されたら「ウィステリアデンタルオフィス」にご相談ください


倉敷の【ウィステリアデンタルオフィス】では、お一人お一人のお話を丁寧におうかがいし、お口の中をすみずみまで確認します。
歯ぎしりの原因を特定した上で、生活習慣の改善や歯並び・かみ合わせなどの調整を行います。
オーダーメイドのマウスピースの製作も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

 

当院は、JR山陽本線「中庄」駅から徒歩15分のところにあります。
12台分の専用駐車場をご用意していますので、お車でお越しの方はご利用いただけます。

 


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