【倉敷の歯医者】歯周病予防のカギ!歯間ケアをしていますか?

2025/05/16 【】

皆さん、こんにちは。
倉敷の歯医者【ウィステリアデンタルオフィス】です。

 

歯磨きの前に「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使っていますか?
2022年(令和4年)の歯科疾患実態調査によると、デンタルフロスや歯間ブラシを用いた歯間部清掃を行っている方は全体の50.9%でした。
男女別に見ると、女性の方が歯間部清掃を行っている割合が高く、特に、40〜70代の女性は半数以上が歯間部清掃を行っていることがわかりました。


参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」p30表25より >

 

毎日の歯磨きに、デンタルフロスや歯間ブラシを使ったケアを追加するのは、「時間がない」「面倒」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
なかには、「使い方がわからない」という方もいらっしゃるのでしょうか。

 

お口の健康を維持するためには、歯間ケアはとても大切です。
ここでは、歯間ケアが大切な理由と、歯間ケアの方法についてお話しします。

 

谷村	博史 院長
谷村 博史 院長

谷村 博史 院長

倉敷市の【Wisteria dental office】院長の谷村 博史です。
当院では初診からすぐに治療をすることはいたしません。
まずはカウンセリングで患者さんのお悩みやお気持ちを理解することから始めます。
そして患者さんと一緒に治療の計画を立て、ご希望も考慮しながら段階を踏んで治療を進めていくことを徹底しています。
患者さんの歯への健康意識も年々高まっているかと思いますが、当院では歯が悪くなる前の「予防」「定期検診」に力を入れております。定期的に当院に通っていただくことで、将来の歯の残存率を高め、何歳になっても健やかな状態を保っていただきたいと考えています。

医院名:Wisteria dental office
所在地:〒701-0115 岡山県倉敷市二子201−1
監修者:谷村 博史 院長

 

歯周病予防において歯間ケアが大切な理由


さきほどの歯科疾患実態調査によると、1歳以上の方で、毎日歯を磨いている方の割合は 97.4%、毎日2回以上歯を磨く方の割合は79.2%と、ほとんどの方が歯磨きの習慣が身についています。


参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」p26表23より >

 

けれども、歯ブラシ1本で落とせる汚れには限界があります。
特に、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、歯ブラシ1本だけでは6割程度の汚れしか落とせないことがわかっているのです。
歯ブラシで落とせなかった汚れは蓄積されて、むし歯や歯周病の原因となります。

 

歯ブラシで落とすことが難しい歯と歯の間の汚れの除去率は、歯ブラシとデンタルフロスを併用することで79%、歯ブラシと歯間ブラシを併用することで85%まで上がります。


参考:神奈川県「今日から始めるすき間ケア」より >

 

むし歯や歯周病の直接的な原因となる歯垢(プラーク)の多くは「歯と歯のすき間」に付着しやすいため、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具と歯ブラシを併用することで、予防効果を高めることができるのです。

 

特に、歯周病予防に高い効果が期待できます。
歯周病は、歯周病菌が出す毒素によって歯周組織が炎症する病気で、重症化すると、歯を支えている骨が溶けてしまいます。
歯周病を予防するためには、丁寧な歯間ケアで、歯と歯の間、特に歯ぐきの近くに蓄積した歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。

 

 

デンタルフロスの種類と使い方

デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを除去するためのケア用品です。
細い糸状の形をしていて、ブラシでは届かない部分に入り込み、汚れをかき出します。

 

デンタルフロスの種類

デンタルフロスには、

・ホルダータイプ
・糸巻きタイプ

といった種類があり、使いやすい方をお選びいただくことが可能です。

 

ホルダータイプが向いている方


ホルダータイプはあらかじめフロスがセットされているため、忙しいときでもさっと取り出して使うことができます。
初心者の方や不器用だと感じる方は、ホルダータイプから始めるのがオススメです。

 

また、持ち手も2種類あり、F字型は下の前歯に、Y字型は奥歯や上の前歯に使いやすい形状です。
お子さん用の小さいサイズのものもありますので、お口に合うサイズのものを選びましょう。

 

糸巻きタイプが向いている方


糸巻きタイプのデンタルフロスは、必要な長さをカットして使います。
左右の指に巻きつけて使うため、慣れるまで時間がかかる方もいらっしゃいます。

 

フロスには「ワックスタイプ」と「ノンワックスタイプ」があり、ワックスタイプの方がすべりやすいため、初心者向きです。
一方、ノンワックスタイプは歯に密着しやすく、ワックスタイプよりもしっかりとプラークを除去することが可能です。

 

デンタルフロスの使い方

ホルダータイプのデンタルフロスは次の手順で使用してください。
1.鏡で見ながら、歯と歯の間にフロスをゆっくりと差し込む
2.歯ぐきのキワまで歯の側面に合わせて上下に動かす
3.横に動かしながらゆっくり抜き出す

 

糸巻きタイプのフロスの使い方は、以下のとおりです。
1.必要な長さにカットして、中指に巻きつける
2.親指と人差し指でフロスをつまんで、鏡を見ながら歯と歯の間にゆっくりと差し込む
3.歯の側面のカーブに沿うように、歯ぐきのキワまで上下に動かす
4.横に動かしながらゆっくり抜き出す
次の歯に移るときは、フロスの新しい部分を使用してください。

 

デンタルフロスを使用する際の注意点

デンタルフロスを使用する際は、力加減に気を付けましょう。
強い力でデンタルフロスを動かすと、歯ぐきにダメージを与えてしまう恐れがあります。

 

また、デンタルフロスが同じ場所で引っかかるときは、詰め物が外れかかっていたり、むし歯になっていたりする可能性がありますので、ゆっくりと抜いてすぐに歯科を受診しましょう。

 

歯ぐきに炎症がある場合など、デンタルフロスを使い始めたころは出血することがあります。
出血が長く続いたり痛みがあったりする場合は、歯科を受診するようにしてください。

 

 

歯間ブラシの種類と使い方

歯間ブラシはナイロンなどの糸をワイヤーで固定した清掃用具で、歯と歯のすき間にたまった汚れをかき出すために使用します。

 

歯間ブラシの種類

歯間ブラシには、

・持ち手がまっすぐになっている「ストレート型」
・持ち手の先端とブラシ部分がL字状になった「L字型」

といった2種類のタイプがあります。

 

歯の形やすき間の形状に合う方をお選びください。
すき間に対してブラシが大きすぎたり小さすぎたりすると、思うような効果が得られないことがあります。
歯と歯のすき間に入れたときに、少し入りにくいと感じるくらいがちょうどいいサイズです。

 

歯間ブラシの使い方

歯間ブラシを使うときはえんぴつを持つように持ちましょう。
鏡を見ながらゆっくりと歯と歯のすき間に歯間ブラシを入れます。
角度に気を付けながら、上の歯は斜め上から、下の歯は斜め下から入れてください。
歯間ブラシを歯と歯の間に沿って前後に動かし、汚れをかきだします。

 

歯間ブラシを使用する際の注意点

歯間ブラシは歯と歯のすき間が狭い部分には、入らないことがあります。
無理やりに入れようとすると、歯や歯ぐきを痛めてしまう恐れがありますので、その場合はデンタルフロスを使用してください。

 

 

デンタルフロスと歯間ブラシ、どちらを使えばいい?

歯間ブラシとデンタルフロスは、どちらも歯と歯の間の汚れを取り除き、清潔に保つために使用します。
基本的に、デンタルフロスは歯と歯の接着面などすき間が狭い部分、歯間ブラシは歯と歯の間など食べものがつまりやすい部分の汚れを落とすことに長けています。

 

歯間ブラシは歯ぐきが下がってすき間が広がっている方や、ブリッジをしている方に適していて、デンタルフロスは歯間が狭い部分や、歯と歯の間のよごれを除去するのに効果的です。
それぞれの特徴に合わせて、使い分けることで、より効果的にお口のケアを行うことができます。

 

 

歯間ケアはいつ行えばいい?


デンタルフロスや歯間ブラシを使った歯間ケアは、歯ブラシを使った歯磨きの前に行いましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシで歯間の汚れをかき出してから、歯ブラシを使ってお口全体を清掃します。
また、歯と歯の間に詰まった汚れをデンタルフロスや歯間ブラシで取り除いてから磨いた方が、歯磨き粉に含まれているフッ素などの有効成分を歯間部にも行き渡らせることができます。

 

デンタルフロスや歯間ブラシは、歯間にはさまった食べかすや汚れを除去するためのものですので、毎食後、使っていただくのが理想ですが、外出先などではゆっくりと時間が取れないという方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、お休み前の歯磨きの際に、歯間ケアをプラスしてください。
就寝中は唾液の分泌が少なくなることで、細菌が活発に動き、むし歯や歯周病のリスクが高まるからです。

 

 

「ウィステリアデンタルオフィス」と一緒に歯間ケアに取り組みましょう


歯と歯の間に残った汚れをそのままにしていると、細菌が繁殖して、やがて歯垢(プラーク)となります。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯間部の汚れを効果的に除去することが可能となり、お口の中を清潔な状態に保ちやすくなります。
また、デンタルフロスを定期的に使用することで、歯ぐきからの出血やにおいを確認することができ、お口のトラブルの早期発見につながるのです。

 

デンタルフロスや歯間ブラシは歯周病予防に効果的ですが、間違った使い方をすると、歯や歯ぐきにダメージを与えてしまうことがあります。
倉敷の歯医者【ウィステリアデンタルオフィス】は、 お一人お一人に合わせたデンタルフロスや歯間ブラシの選び方、使い方をアドバイスしています。
「まだ一度も使ったことがない」という方はもちろんのこと、「使い方が正しいか確認したい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

 

当院は、JR山陽本線「中庄」駅から徒歩15分のところにあります。
12台分の専用駐車場をご用意していますので、お車でお越しの方はご利用いただけます。

 


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