ホワイトニングで白い歯に!歯に着色汚れがつきやすい飲みもの・食べもの

2022/02/24 【】

皆さん、こんにちは。


倉敷の歯医者「Wisteria dental office(ウィステリアデンタルオフィス)」です。





 

白い歯はとても清潔感があって、口元が明るくなりますよね!


美容のためやイベントに向けて、「ホワイトニング」をはじめたという方は多くいらっしゃいます。


ですが、なかには「ホワイトニング」をしたけれど、効果が長く続かない……と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?


じつは「ホワイトニングの白さ」をキープするには、気を付けなければいけないことがあります。


今回は、ホワイトニングの白さをキープするためのポイントについて紹介していきます。






谷村	博史 院長
谷村 博史 院長

谷村 博史 院長

倉敷市の【Wisteria dental office】院長の谷村 博史です。
当院では初診からすぐに治療をすることはいたしません。
まずはカウンセリングで患者さんのお悩みやお気持ちを理解することから始めます。
そして患者さんと一緒に治療の計画を立て、ご希望も考慮しながら段階を踏んで治療を進めていくことを徹底しています。
患者さんの歯への健康意識も年々高まっているかと思いますが、当院では歯が悪くなる前の「予防」「定期検診」に力を入れております。定期的に当院に通っていただくことで、将来の歯の残存率を高め、何歳になっても健やかな状態を保っていただきたいと考えています。

医院名:Wisteria dental office
所在地:〒701-0115 岡山県倉敷市二子201−1
監修者:谷村 博史 院長






なぜ?ホワイトニングの歯の白さは永遠に続かない?その理由は2つ!




じつは残念ながら、「ホワイトニング」の歯の白さは永遠には続きません。


「せっかくきれいな白い歯になったのにどうして?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、これには以下の2つの理由があります。





飲食物の着色汚れがつくから


まず一つ目の理由として、飲食物の着色汚れが付くことが挙げられます。


これは皆さんよくご存知の「ステイン」と呼ばれるもので、食べものや飲みものの色素が歯の表面についてしまうことで、ホワイトニング後に白くなった歯が黄ばんで見えてしまいます。


ステインは薄いものだと歯磨きで落とせることもありますが、頑固なものだと歯磨きでは簡単には落とせないほど強力に付着してしまいます。





歯の新陳代謝が下がるから


そして二つ目の理由が、歯の新陳代謝が下がることによるものです。


これはどういうことなのかというと、じつは「エナメル質(歯の白い部分)」の内側の「象牙質」は、元々少し黄色味を帯びており、加齢によって新陳代謝が下がると、色がさらに濃くなってしまいます


歯を長く使っていると「エナメル質」の表面がすり減っていくことも多く、この色が濃くなった「象牙質」が、すり減って薄くなった「エナメル質」から透けて、歯が黄ばんで見えやすくなってしまうのです。





ホワイトニングの白さを持続させる3つのポイント




では、ホワイトニングの白さを持続させるにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?


ここでは、ホワイトニング後に白い歯を長くキープさせるための3つのポイントを紹介します。





ホワイトニング後24時間は「食事制限」する


ホワイトニング後24時間は、「着色がつきやすい飲みもの・食べもの」の食事制限をすることが大切です。


というのも、ホワイトニング後は歯の表面の被膜「ペリクル」というものが剝がれている状態で、歯を白くしやすい状態である一方で、再度着色を取り込みやすい状態でもあります。


つまり「ペリクル」の膜が再形成されるまでは、着色しやすい飲食を控えるべきだということでもあります。


通常、「ペリクル」は約12~24時間で再形成されます。
せっかくきれいになった白い歯が再度着色しないようにするためには、24時間は飲食に気を付ける必要があります。





ホワイトニング後24時間は「禁煙」する


ホワイトニング後24時間は、禁煙することも白さをキープするためにはとても重要なポイントです。


これも先程の「ペリクル」が関係しており、ペリクルの膜ができるまでは「タバコのヤニ」がつきやすくなってしまうため、24時間の禁煙が必要です。
またペリクルが再形成された後も、タバコの場合はどのくらいの頻度で吸っているかも、白さをキープするうえではとても重要です。


「ペリクル」は、タバコの成分「タール」と結びつき、歯の表面にヤニがついてしまいます。


タバコを吸ったすぐ後にうがいをすることも対策になりますが、毎日何十本もタバコを吸っているのであれば、少しずつヤニが蓄積されてしまうでしょう。


「歯を白く保ちたい」とお考えであれば、これを機に「タバコの本数を減らす」もしくは「禁煙をする」なども検討してみるのも一つの手です。





ホワイトニング後は定期的にメンテナンスを受ける


ホワイトニング後は、定期的に歯医者でのメンテナンスを受けることも大切です。


着色の色素が「ペリクル」と結びつく前に、うがいをしたり、ステインを浮かしやすくしたりする歯磨き粉を使用することで対策もできますが、これらだけで完全に予防することは難しく、少しずつ着色は蓄積されてしまいます。


そのため定期的に歯医者のメンテナンスでクリーニングを受けることで、蓄積された着色をリセットすることができます。


さらに自分では気付かなかったような着色も落としてもらえるため、歯の表面を自然な白さに導けます。





歯の着色汚れの原因になりやすい食べもの・飲みものを知っておこう




食べものや飲みもののなかには、歯の着色汚れになりやすいものが存在しています。


これは飲食物に含まれる特定の「色素」が原因となっており、基本的には色の濃い飲食物に含まれています。





以下が、着色しやすい「色素」を含む代表的な飲食物です。

  1. タンニン………紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーヒー
  2. アントシアニン………赤ワイン、ブルーベリー、ぶどう
  3. クルクミン………カレーのスパイス
  4. カカオマスポリフェノール………チョコレート、ココア


歯を白く保つためには、着色しやすい飲食物の摂取を控える、もしくは摂取した後は「うがい」や「歯磨き」でのケアを念入りに行うなどの対策が必要です。





歯に着色汚れをつきやすくする食べもの・飲みものもある!?

じつは先程紹介した「歯の着色汚れの原因になりやすい飲食物」以外に、歯の着色汚れをつきやすくする飲食物「着色補助食品」というものがあります。


本来着色するはずのなかった食品が、食べ合わせによって着色しやすくなってしまうため注意が必要です。





着色補助食品について




「着色補助食品」とは単体では着色することはないものの、先程紹介した「歯の着色汚れの原因になりやすい飲食物」との食べ合わせによって、着色を助長してしまう食品のことです。


「着色補助食品」は口のなかを酸化させる作用が強い食品で、これが歯の表面のエナメル質を溶け出しやすくしてしまいます。


この状態で元々歯に着色をしやすい「カレー」や「コーヒー」などの食べものや飲みものを摂取してしまうと、本来以上に歯への表面への着色作用を高めてしまうのです。





着色補助食品の代表的な食べもの・飲みもの




では具体的には、どのような食べものや飲みものに気を付ければいいのでしょうか?
以下の食べもの・飲みものが、「着色補助食品」として挙げられます。


以下が、着色しやすい「色素」を含む代表的な飲食物です。

  1. 炭酸飲料
  2. アルコール飲料
  3. 柑橘系の飲みもの・食べもの
  4. クエン酸
  5. スポーツドリンク
  6. ほうれん草


「飲みもの」と「飲みもの」の飲み合わせは考えにくいですが、「飲みもの」と「食べもの」であれば同時に摂取する可能性が高まるため気を付けなければいけません。





たとえばこんな「食べ合わせ」に注意!




イメージしやすいように、注意すべき食べ合わせの一例を挙げてみると、


  1. 「カレーライス」と、「炭酸飲料」もしくは「アルコール飲料」
  2. 「グレープフルーツ(柑橘系)のスイーツ」と、「コーヒー」
  3. 「チョコレート」と「炭酸飲料」
  4. 「ほうれん草」の料理と、「ウーロン茶」「赤ワイン」

などが挙げられます。


飲食店では「料理と飲みものがセット」になっていることも多く、「カレーランチ」に「炭酸飲料」を一緒に注文していた、という方も意外と多いのではないでしょうか?


また上記以外にも、カフェのスイーツセットで「チョコレートのスイーツ」と、インスタ映えするレトロな「クリームソーダー」なども頼みがちなメニューですよね。


歯を白くキープするには、これらの食べ合わせにも十分注意を払う必要があります





食品だけじゃない!着色補助食品はタバコのヤニも助長する




「着色補助食品」は、歯の表面のエナメル質を溶けやすくしてしまいます。そのためタバコは食品ではないものの、そんな歯の状態でタバコを吸えば、タバコの黄ばみが歯の内部に浸透しやすくなってしまいます。


たとえば居酒屋で友人や家族などとおいしい食事やアルコール飲料を楽しんだ後に、タバコを吸うことがこれにあたります。


いつもとタバコの本数は変わらないのになんだか最近黄ばみが強くなったと感じたとすれば、もしかしたらこの「着色補助食品」が関係しているかもしれません。


歯の黄ばみを加速させないためにも、タバコを吸うときにも「着色補助食品」に注意しましょう。





タッチアップで!ホワイトニングの歯の白さをキープ!

残念ながら「ホワイトニング」の白さは永遠ではありません。ですが、今回ご紹介したいくつかのポイントに気を付けるだけでも白さをキープできます。


定期的な歯医者でのクリーニングも、白さをキープする秘訣です。また着色除去だけではなく、「歯本来の色」を白くするには漂白作用のある薬剤を使用する「ホワイトニング」が最適です。


ご自宅で食品等の摂り方に気を付けて、なるべくホワイトニング効果を長持ちさせつつ、定期的なホワイトニング「タッチアップ」で白さをキープし、美しい口元を保ちましょう!








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歯を削らずに白くできるホワイトニング