【倉敷の歯医者】親知らずは抜いたほうがいいですか?親知らずのお悩みにお答えします

2023/12/15 【】

皆さん、こんにちは。
倉敷の歯医者「Wisteria dental office(ウィステリアデンタルオフィス)」です。

 

ご自身の「親知らず」がどのような状態か、歯科で診てもらったことはありますか?
親知らずは永久歯が生えた後、一番奥に生えてくる歯です。
10代後半から20代前半に生えてくる方が多く「親が知らない間に生えてくる」ことから、親知らずという名前がついたといわれています。
正式な名称は「第三大臼歯」もしくは「智歯(ちし)」です。
上下左右と4本生えてくる方も入れば、4本揃わない方や1本も生えない方もいらっしゃいます。
また、顎が小さいため、歯ぐきの中に埋まったまま出てこないなど、生え方は人それぞれです。
親知らずが生えてこなくても、心配することはありません。


(出典:厚生労働省eヘルスネット「親知らず」より) >

 

なぜなら、親知らず以外の28本でしっかりと噛むことができるからです。
また、親知らずは通常の歯と違い、トラブルの起こりやすい歯とされています。
そのため、「親知らずを抜いたほうがいいのか」とお悩みの方は多くいらっしゃるでしょう。
ここでは、親知らずに関するよくあるご質問にお答えします。

 



谷村	博史 院長
谷村 博史 院長

谷村 博史 院長

倉敷市の【Wisteria dental office】院長の谷村 博史です。
当院では初診からすぐに治療をすることはいたしません。
まずはカウンセリングで患者さんのお悩みやお気持ちを理解することから始めます。
そして患者さんと一緒に治療の計画を立て、ご希望も考慮しながら段階を踏んで治療を進めていくことを徹底しています。
患者さんの歯への健康意識も年々高まっているかと思いますが、当院では歯が悪くなる前の「予防」「定期検診」に力を入れております。定期的に当院に通っていただくことで、将来の歯の残存率を高め、何歳になっても健やかな状態を保っていただきたいと考えています。

医院名:Wisteria dental office
所在地:〒701-0115 岡山県倉敷市二子201−1
監修者:谷村 博史 院長



 

親知らずを抜いたほうがいいですか?


親知らずの生え方はそれぞれです。
生え方によって、「抜かなくてもいい親知らず」「抜いたほうがいい親知らず」に分けられます。

 

抜かなくていい親知らず


次のような状態の場合は、無理に抜歯する必要はありません。

・まっすぐ生えていて、歯磨きがしっかりできている
・上下でしっかりとかみ合っている
・完全に歯ぐきの中に埋まっていて、問題が起こる可能性が低い
・むし歯になっていない
・移植に利用できる
・ブリッジの柱として利用できる

親知らずの状態がよければ、移植や入れ歯・ブリッジの土台として利用できる可能性があります。
抜歯を免れないほど状態が悪い歯と親知らずの大きさが近いなど、さまざまな条件を満たせば、親知らずを移植する選択肢を持つことができます。
また、親知らずが生えている方向によっては、入れ歯やブリッジの土台として使うことが可能です。
基本的に、キレイに生えていてしっかりとお手入れができている場合は、抜歯の必要はありませんが、お口の状態は日々変化しますので、定期的に歯科でチェックを受けるようにしましょう。

 

抜いたほうがいい親知らず


一方、次のような状態の親知らずは、抜歯をおすすめすることがあります。
・痛みや腫れがある
・生え方が複雑で歯ブラシが届かない
・斜めに生えていて隣の歯を押している
・むし歯になっている
・上下でかみ合っていない
・長期間の海外滞在を控えている
・妊娠の予定がある

特に親知らずが横向きや斜め向きにに生えている場合は要注意です。
他の歯との間にすき間があると、歯ブラシが行き届かず、汚れがたまりやすくなり、親知らずや周囲の歯がむし歯や歯周病になるリスクが高まります。
生え方が原因となっている場合は、治療をしても再発する可能性が高いため、抜歯をおすすめします。
また、親知らずが横向きに生えて、隣の歯を押している場合は、歯並び全体に影響がでることがあるため注意が必要です。
特に矯正治療の予定がある方は、矯正治療を行っても親知らずの生え方が原因で治療が思うように進まない可能性があります。
他にも、かみ合う相手の歯がない場合や外側に向かって生えている場合は、歯ぐきや粘膜を傷つける恐れがあるため、抜歯を検討しましょう。

 

 

親知らずに関するよくある質問


親知らずに関するご質問で多いものをまとめました。

 

質問1.親知らずの抜歯後に腫れや痛みはありますか?

親知らずを抜くときは、麻酔を使用するケースがほとんどです。
そのため、治療中に痛みを感じることはほとんどありません
抜歯後、麻酔が切れると徐々に痛みを感じるでしょう。
痛みの強さは人それぞれですので「これくらい」ということはできませんが、痛みがひどい場合は痛み止めを処方しますので、指示通りに服用してください。
親知らずの抜歯後、一週間を目安に、腫れや痛みが引いていきます。
抜歯後4〜5日目には痛みがほとんどなくなりますが、痛みが引かない場合や激しくなる場合は、すぐに歯科を受診しましょう。
「痛みに弱い」「歯科治療が苦手」という方は、事前にお知らせください。

 

質問2.親知らずの抜歯後すぐに仕事に行けますか?

「親知らずを抜きたい」と思っていても、抜いた後の体調が心配で、抜歯するタイミングを決められない方がいらっしゃいます。
特にお仕事や学校行事などが立て込んでいると、術後の状態が気になりますよね。
個人差はありますが、基本的に、親知らずの抜歯をした翌日に仕事や学校に行くことは可能です。
けれども、出張や会議、試験や試合の前に抜歯をすると、抜歯をした部分が気になって集中できない可能性があるため気を付けましょう。
また、

・激しい運動
・飲酒
・温泉

などを行うと、血行がよくなり出血や痛みを伴う可能性がありますので、術後すぐにそういったご予定は入れないほうがいいでしょう。

 

質問3.親知らずを抜かないとどうなりますか?

まっすぐに生えている場合は、特に問題はありませんが、トラブルが起こるリスクの高い親知らずをそのままにしていると、体調不良の際に腫れたり痛みを感じたりする恐れがあります。
一方、リスクの高い親知らずを早めに抜いておくことで、次のようなメリットがあります。

・むし歯や歯周病を予防できる
・口臭を予防できる
・肩こりや頭痛の解消が期待できる

親知らずの生え方によってかみ合わせや歯並びのバランスが悪くなっている場合、顎や首、肩に負担がかかっていることがあります。
その結果、筋肉が緊張して血行不良になり、頭痛や肩こりを引き起こすのです。

 

質問4.親知らずは早く抜いたほうがいいの?

トラブルになる可能性がある場合、できるだけ早く抜歯することをおすすめしています。
むし歯や歯周病は感染症です。
親知らずがむし歯や歯周病になることで、周りの歯、お口全体がむし歯や歯周病になるリスクが高まります。
また、生えたての親知らずは、歯根が完成していないため、成長した親知らずにくらべると抜きやすいという特徴があります。
さらに年齢が上がるにつれて、

・顎の骨が成長し抜きにくくなる
・抜歯後の回復が遅くなる

ことから、早めの抜歯をおすすめしています。

 

 

親知らずが痛む場合の対処法


「親知らずがいつ痛くなるか」を予測することは困難です。
親知らずの痛みは、次のような原因が考えられます。

・親知らずが周辺の神経を圧迫している
・歯ぐきが炎症している
・汚れが溜まって神経を圧迫している
・歯ぐきを傷つけている
・親知らずがむし歯になっている

痛みがあれば、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

 

とはいえ、夜間や休日などに痛くなるケースは少なくありません。
そんなときは、

・痛み止めを飲む
・親知らずの周りを冷やす
・お口の中を清潔にする
・刺激の少ない食事を摂る
・安静に過ごす

ことを心がけてください。

 

歯科医院では、

・親知らず周辺のクリーニングや消毒
・抗生物質や痛み止めを処方
・親知らずのかみ合わせを調整
・親知らずの抜歯

などの処置を行います。

 

 

抜歯の安全性を高めるための取り組み


親知らずの抜歯は、ほとんどの歯科医院で行うことができます。
けれども、安全性を高めるためには、親知らずの抜歯経験が豊富で、設備も整っている歯科医院で行うのがおすすめです。

 

特に、歯科用CTを導入しているかどうかは、歯科医院を選ぶ一つの基準になります。
お口の中を立体的に撮影する「歯科用CT」により、骨の内部の神経や血管の位置を的確に捉えることが可能です。
複雑な生え方をしていたり、歯ぐきに埋まっていたりするケースでは、抜歯に時間がかかり、患者さんの負担が大きくなる可能性があります。
そのため当院では、歯科用CTで歯の根や骨の状態をしっかりと把握し、どのように抜歯を進めるかを事前にシミュレーションを行います。

 

また、当院の院長は「日本歯科麻酔学会 認定医」です。
認定医の資格を有していることは、日本歯科麻酔学会が定める知識と経験が基準に達していることの証です。
歯科麻酔のスペシャリストとして、患者さんお一人お一人に適した麻酔を使って、痛みや負担の少ない治療を行います。

 

 

親知らずに関するお悩みはウィステリアデンタルオフィスにご相談ください


親知らずの抜歯でお悩みの方は、当院にご相談ください。
まずはしっかりと生え方を確認し、抜くべきか抜く必要がないかを診断します。
抜歯を行う際は、全身状態に配慮しながら治療を進めます。
安全性の高い治療を行うために、万が一の事態に備えてAEDや酸素ボンベなどの命を守るための設備も充実させています。

 

倉敷の歯医者【ウィステリアデンタルオフィス】は、幅広い世代の患者さんが通いやすい歯科医院です。
土曜17時・平日18時半まで診療していますので(2023年12月現在)、お仕事帰りやお休みの日など、ご都合のよい時間にご来院ください。

 


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