静脈内鎮静法でリラックス~患者さんの不安に寄り添った歯科治療~

2022/12/15 【】

皆さん、こんにちは。
倉敷の歯医者「Wisteria dental office(ウィステリアデンタルオフィス)」です。

  

  

歯科治療にはどのようなイメージをお持ちですか?
「痛い」や「怖い」といったマイナスなものが少なくないかもしれませんね。
過去に受けた歯科治療の経験から、歯医者さんを苦手に感じている方もいらっしゃるでしょう。
歯科治療に対するネガティブなイメージが原因で、歯科医院から足が遠のき、結果としてむし歯や歯周病が重症化するのは、とても残念なことです。

  

  

歯科治療をスムーズに、そして的確に行うためには、患者さんにリラックスしていただくことが大切です。
当院では、患者さんに快適に治療を受けていただくためにさまざまな工夫をしています。
歯科治療に対する恐怖心や不安感が強い方におすすめしているのが、「静脈内鎮静法」です。

  

  

谷村	博史 院長
谷村 博史 院長

谷村 博史 院長

倉敷市の【Wisteria dental office】院長の谷村 博史です。
当院では初診からすぐに治療をすることはいたしません。
まずはカウンセリングで患者さんのお悩みやお気持ちを理解することから始めます。
そして患者さんと一緒に治療の計画を立て、ご希望も考慮しながら段階を踏んで治療を進めていくことを徹底しています。
患者さんの歯への健康意識も年々高まっているかと思いますが、当院では歯が悪くなる前の「予防」「定期検診」に力を入れております。定期的に当院に通っていただくことで、将来の歯の残存率を高め、何歳になっても健やかな状態を保っていただきたいと考えています。

医院名:Wisteria dental office
所在地:〒701-0115 岡山県倉敷市二子201−1
監修者:谷村 博史 院長

  

  

静脈内鎮静法とは


静脈内鎮静法はリラックス麻酔ともいわれています。
注射ではなく点滴で投与するもので、投与が始まってしばらくすると、ウトウトするような状態になります。
歯ぐきに注射する局所麻酔では、痛みを軽減することはできますが、意識がはっきりしていて音や声がしっかりと聞こえるので、恐怖心やストレスを感じることがあります。
静脈内鎮静法では、半分眠っているような状態なので、緊張感を鎮め、不安を軽減することが可能です。
全身麻酔と違って、完全に意識はなくならないので、意思表示や会話も可能ですが、治療中の記憶はほとんど残りません。

  

  

このような方におすすめです

  

  

  • 歯科治療に対する不安や恐怖心が強い方
  • 診療台に座ると緊張する方
  • お口にモノが入るとえずく嘔吐反射が強い方
  • 高血圧や糖尿病などの持病がある方
  • 長時間お口を開けることに不安がある方
  • 緊張から口を大きく開けられない方

  

  

歯科治療に対する不安感が強い方は、治療が始まると緊張感が高まって、血圧が上昇したり、呼吸が苦しくなったり、気分が悪くなったりすることがあります。
その結果、治療を中断せざるを得ないことも。
そうなってしまうと、不安感や苦手意識をさらに強くすることになりますので、無理することなく、静脈内鎮静法をご利用ください。

  

  

高血圧や糖尿病などの持病があり、お薬を服用中の方でも、全身状態を管理しながら治療を行うので、安心して治療を受けていただけます。

  

  

静脈内鎮静法のメリット

  

  

  • 気が付いたら治療が終わっている
  • リラックスした状態で治療を受けられる
  • 治療に対して「痛い」記憶が残らない
  • 長時間に及ぶ治療の負担を軽減する
  • 鎮静中でも会話ができる
  • 全身麻酔と比べて麻酔後の回復が早い

  

  

静脈内鎮静法を行うことで、治療に対する不安感や恐怖心を軽くすることができます。
強いストレスを感じることで起こる血圧や脈拍の変動、嘔吐反射を抑える効果も期待できます。
また、長時間に及ぶ治療でも、すぐに終わったように感じていただけるのもメリットのひとつです。インプラント手術や歯周外科手術、親知らずの抜歯など、時間がかかる治療でも、うとうとしている間に終わったと感じていただけます。

  

  

治療に対するつらい記憶を残すことなく、治療を終えることができれば、歯科治療に対するイメージがよい方向へ変わるでしょう。

  

  

全身麻酔では、意識がなくなり、呼吸管理を行う必要がありますが、静脈内鎮静法の場合は、意識はなくならず自発呼吸が可能です。
入院の必要もなく、回復も早いので、日帰り手術にも対応できます。

  

  

  

  

静脈内鎮静法による快適な歯科治療


当院では、患者さんに、歯科医院に苦手意識を持つことなく、予防や治療に積極的に取り組んでいただけるように、快適な歯科治療をめざしています。

  

  

静脈内鎮静法を使用する治療

的確かつ安全性の高い歯科治療を行うためには、何よりも患者さんにリラックスしていただくことが大切です。
そのため、当院では、さまざまな治療に静脈内鎮静法をご提案しています。

  

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯には大変というイメージがあるでしょう。
生え方によって異なりますが、複雑に生えている場合は、手間も時間もかかります
静脈内鎮静法を使うと、不安や恐怖心が和らぐだけでなく、時間の感覚がなくなるので、難症例の抜歯でも、あっという間に終わったと感じていただけます。

  

インプラント治療

外科手術を伴うインプラン治療には、不安や恐怖心を抱えている方が多くいらっしゃいます。
静脈内鎮静法を行えば、緊張感が薄れ、リラックスした状態で手術に臨んでいただけます。
静脈内鎮静中は、血圧や心電図、酸素飽和度などの数値を常に確認しているので、万が一の事態が起きたときも、すぐに対応可能です。
安全にインプラント手術を進めるためにも、静脈内鎮静法の使用をおすすめしています。

  

  

親知らずの抜歯やインプラント治療だけでなく、歯周外科手術など、さまざまな治療に使用可能です。
不安がある方やリラックスして治療を受けたい方は、お気軽にご相談ください。

  

  

静脈内鎮静法の手順

治療当日の流れについてご説明します。

  

1.問診


体調などおうかがいします。また、麻酔が切れた後の過ごし方や注意していただきたいことなどもご説明します。
不安なことやわからないことがありましたら、遠慮なくご質問ください。

  

2.周辺機器を装着


血圧計や心電計、パルスオキシメーターなどを装着します。
全身状態を把握して、緊急時に備えます。

  

3.静脈内鎮静の開始


点滴で麻酔薬を注入します。
しばらくすると効果が出始めます。
ゆっくりと眠たくなりますが、意識はあり、会話も可能です。

  

4.痛みを抑える麻酔

静脈内鎮静は、気持ちを鎮めるためのものです。
痛みを軽減するために、歯ぐきに麻酔薬を注射します。
静脈内鎮静中なので、注射の針を刺すときの痛みはほとんど感じることはありません。

  

5.治療開始

麻酔が効いているか確認できたら、治療を始めます。
全身状態を管理しながら治療を進めます。

  

6.リカバリー

治療後は麻酔が抜けるまでゆっくり過ごしていただきます。
眠気やフラつきがないことが確認されたら、ご帰宅いただきます。

  

  

静脈内鎮静法を行う際の注意点

  • お食事は早めに少なめに。
  • 風邪をひいたなど体調が悪いときは、必ず申し出ください。
  • お薬を服用した場合も、お伝えください。
  • お車を運転してのご来院は危険ですので、送迎していただくか公共交通機関やタクシーをご利用ください。

  

  

治療当日は、お腹がいっぱいの状態で鎮静を行うと、気持ち悪くなってしまう可能性があります。
食事は来院前の2〜3時間前にすませてください。
消化がよいものを選んで、食べすぎないように気を付けましょう。

  

  

また、個人差はありますが、鎮静後は眠気やふらつきがでることがあります。
帰宅後もできるだけ安静にお過ごしください。

  

  

静脈内鎮静法は副作用もなく、多くの方に選ばれています。
ただし、お子さんや妊娠中の方はご利用いただけません。
また、全身状態によっては適用できないケースもありますので、持病や服薬中の薬がある方は、問診時にお申し出ください。

  

  

安全性は高い治療ですが、万が一の事態に備えて、緊急時にも適切な対応ができる設備や体制が整っている歯科医院で行うのがおすすめです。

  

  

参照:日本歯科麻酔学会「歯科診療における静脈内鎮静法ガイドライン-改訂第 2 版(2017)-」より)

  

  

  

  

患者さんにやさしい治療をめざしている歯科医院です


ウィステリアデンタルオフィスは、患者さんに安心してご来院いただけるように、さまざまな工夫をしています。

  

  

安全性の高い麻酔治療

当院では、日本歯科麻酔学会の認定医である院長が、麻酔治療を行います。
認定医の資格は、日本歯科麻酔学会が定めたさまざまな基準を満たしている、歯科麻酔のスペシャリストの証です。
患者さんお一人お一人に合わせた適切な麻酔で、痛みや不安感を取り除き、負担の少ない治療を行います。

  

  

持病がある方も、まずはご相談ください。

  

  

丁寧なカウンセリング

患者さんの話をしっかりと聞くことを心がけています。
歯科治療への不安や恐怖心は多くの方がお持ちです。
不安な気持ちは隠さずにお話しください。
治療に対するご要望も、遠慮なくお話しください。

  

  

口の状態やご要望などをおうかがいした上で、複数の治療法をご提案しますので、一緒に最適な治療を選びましょう。

  

  

充実した設備

AED、酸素ボンベ、血圧計、生体情報モニターなど、緊急事態に対応するための設備を整えています。
血圧・心電図・脈拍・血中酸素などを確認しながら治療を進めますので、急な体調の変化にもすぐに対応可能です。

  

  

徹底した衛生管理

院内感染を防止するために、衛生管理を徹底しています。
世界的に高水準な滅菌器で、治療に使用する器具はすべて滅菌しています。
滅菌器を使い分けることで、すべてのウイルスを滅菌することが可能です。
使用ごと、患者さんごとに取り替えて、安心してご来院いただける環境を整えています。

  

  

  

  

倉敷市のウィステリアデンタルオフィスでは、患者さんお一人お一人のお気持ちに寄り添った治療を行います。
不安感や恐怖心をお持ちの方には、しっかりとコミュニケーションを取りながら、リラックスしていただけるように配慮していますので、どんなことでもお話しください。
静脈内鎮静法をご希望の方は、お気軽にご相談ください。


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